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職場の人間関係
社会問題としての職場のストレス
私はオフィスへの来訪者だけでなく、企業団体との契約で多くの社員さんの相談を受けてきました。職場の人間関係はストレス相談の大きな割合を占めており、社会問題でもあると考えています。上司と部下、職員間、新採、異動、転勤、昇進、不慣れ、過剰な業務量、時間外勤務の増大、支援体制の不備、孤独、パワハラ、セクハラ、モラハラなど悩みは多岐にわたっています。この課題に応えて、ストレスチェック制度が法制化さされて、職場のストレスは個人も組織も関心を持って対処していくものだとされました。
個人的対処の限界
ストレスが過剰な方は自分の能力ややる気が足りないからだと自分を責められます。しかし客観的にみて、明らかに業務の量や質、職場の体制、相手の態度が原因で個人の努力ではどうにもならない場合があります。何でも自分の心に原因を求める癖は視野を狭くしてしまいます。
また孤立や孤独はストレスを増大させるもので、気持ちがつながっている人たちの支えがあればストレス耐性は高まります。まずは親しい人との交流を取り戻すところから始めましょう。難しい場合には、ここにストレス相談員がおります。
職場での主体性を取り戻す
仕事のストレスが私生活まで汚染しないように、切り替えを練習することが大切です。そのうえで、職場で少しずつ自由な主体性を取り戻していきます。確かに決められていること、させられていることを意識すれば不自由ですが、それ以外でどう感じて考えて振る舞うか。そこに自由があることを思い出して行動に移していくことは可能です。
このような取り組みに至らないのは苦悩の原因を探して解決しようとして出来ないという悪循環に陥っているからです。
苦悩を抱えながらでも主体的に進む道があります。