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学校の人間関係
学校の状況をていねいに聴き取る
これまで、子どもと先生との関わり、友人との関わり、教室での人間関係、疎外感、いじめ、学業の停滞、部活動関係、進路関係、学校の環境、親と親の関係など学校にまつわる多くの悩みを伺ってきました。子どもたちから学校の様子を詳細に聴いていくとストレス発生の構造が浮かび上がってきますが「どうして話してくれなかったの」と親が言われることも多いのです。原因探しをするのではなくて、生活全般をていねいに聴き取っていく必要がありますが、通常、親子ともその余裕がないほど追い詰められているのです。
子どもの世界は狭い
子どもの話をていねいに聴いたとしても、その立場になることは難しいでしょう。子どもの世界は狭く、良くも悪くもそこで起きたことの影響は大人には想像がつかないほど大きいのです。先生や子どもどうしの関わりの変化は子どもにとっては大人が社会的に事件に巻き込まれたくらいの悲劇になります。逆に味方や支援者の存在もまた大きな助けになります。ここで必要なのは結果を得るための正しさではありません。
子どもとともに生きる覚悟をもって、少しでも主体性を取り戻していく手伝いをすることです。
成長という出口
当面の問題を解決するために親として出来ることがあれば取り汲みます。しかし問題を抱えながらでも進まないといけない場合にどうやって応援して支えていくかが大切です。
この場合に、子どもの学力、知力、能力、技術を高めていくというテーマと、子どもの主体性を伸ばして成長させていくというテーマは分けて考えたほうが良いでしょう。
そして、少し遠回りや後戻りをしたとしても、自分で感じて、考えて、決断して、行動に移すことのできる主体的で幸せな大人になるという子育てのゴールを見失わないことです。