相談員のご紹介
ごあいさつ
田口 善弘
Yoshihiro Taguchi
「ライフストレス研究所オフィスたぐち」代表の田口善弘(たぐちよしひろ)です。私は長年にわたりお客様の味方として地域で愛されるプロのストレス相談員を目指してきました。現在ではお客様の子や孫、親戚、知人にあたる方々をはじめ、講演参加者の紹介でストレス相談を受ける方も増えて、当地に蒔いた種が芽吹いてきております。これからもストレス相談を必要とされる方々との新しい出会いが広がっていくことを願っております。
ストレス相談の開始
私は大学卒業後、長崎県庁で勤務しておりましたが、31歳のとき、災害の際に増大した業務のために過労で倒れ、その後ストレス被害で何年も苦しみました。最終的に私はストレスケアの学習と実践にたどり着いて、心身の健康を取り戻し前向きに暮らせるようになりました。しかし、周囲を見渡すと過剰なストレスで不調になる職員が増えていき、うつ病になり命を絶つ人もおりました。私はストレスで苦しむ人たちの味方になりたいと思い、39歳のときに県庁を辞めて、ストレス相談の仕事を始めました。
ストレス相談を支える人間学の創造
私は信頼される実力のあるプロのストレス相談員を目指して、面談やケアの技術を磨くとともに、大学での学びや学会参加を通じて科学的な知見を得ていきました。
最終的には、長年の体験と探求の成果を新しい人間学にまとめ、講演会・研修会で伝えるとともに、現場のサポートに活用して成果を上げるようになりました。
現代は、心をみつめて心を変えようとする心理学の時代ですが、ストレス相談はその弊害を乗り越えた次世代の新しい支援法であると自負しております。
経歴・活動実績
学歴等
- 1960年生まれ、長崎県諫早市多良見町出身、諫早市在住
- 県立諫早高等学校卒、長崎大学経済学部経済学科卒
- BTU バランスセラピー学科卒
- BTU 産業マネジメント科・健康科学研究科修了
- 人間総合科学大学人間科学部人間科学科卒(通信制)
資格等
- 心身健康アドバイザー(「日本心身健康科学会」認定資格)
- 健康心理士(「日本健康心理学会」認定資格)
- ストレスケアカウンセラー(BTU資格)
- 心理学検定1級(日本心理学諸学会連合認定)
- 日本心身健康科学会正会員
- 日本健康心理学会正会員
役職歴
- 長崎県庁(退職時「企画課係長」) 1982年~1999年3月(17年)
- ストレスケアセンター馬町 センター長 1999年4月~2003年9月(4年6ヶ月)
- 福岡少年院篤志面接員補助 2001年4月~2011年3月(10年)
- オフィスたぐち 代表 2003年10月~現在
- 長崎地方法務局 組織相談・職員カウンセラー 2005年4月~現在
- 長崎県央看護学校 専門課程 非常勤講師 2005年4月~2024年3月(19年)
- 諫早総合病院 職員カウンセラー 2005年5月~2017年12月(13年3ヶ月)
- 長崎市医師会看護専門学校 准看護科 非常勤講師 2007年4月~現在
- 長崎市医師会看護専門学校 助産学科 非常勤講師 2008年4月~2023年3月(15年)
-
認定看護管理者制度セカンドレベル教育課程 ストレスマネジメント・タイムマネジメント担当講師
2008年~2015年(7年) - 長崎市医師会看護専門学校 第1看護学科 非常勤講師 2009年4月~2010年3月(1年)
- 佐世保共済病院 職員カウンセラー 2009年4月~2018年3月(9年)
- 長崎県央看護学校 スクールカウンセラー 2011年4月~現在
- 光晴会病院 職員カウンセラー 2012年2月~現在
- 聖フランシスコ病院 職員カウンセラー 2016年1月~現在
- 諫早記念病院 職員カウンセラー 2017年7月~2019年3月(1年9ヶ月)
- 諫早市役所 職員カウンセラー 2020年6月~現在
- 聖フランシスコ病院 ハラスメント相談窓口〈外部相談〉 2024年12月~現在
マスコミ等での活動紹介
- 長崎文化放送、テレビ長崎、長崎放送、長崎国際テレビ <テレビニュース>
- テレビ長崎「テレビみゅーで」 ヘルシーライフのすすめ「ストレスと健康」 <テレビ番組出演>
- 長崎国際テレビ「元気虎の巻」 ストレスと上手につき合おう <テレビ番組出演>
- 毎日新聞 辛かった経験生かし一役~ストレスケアセンター開業へ <新聞>
- 長崎新聞 幸せさがし 「人々の心身を癒したい」 <新聞>
- 「 インタビュー―ルーム「筋肉を動かし心身をリラックス」 <雑誌「厚生福祉」>
- インタビュー記事「不完全だからこそ人は成長できる」 <雑誌「れいろう」(廣池出版)>
- 「過労から立ち上がりストレスケアを生涯の仕事として」 <書籍 「すぐに役立つストレスケア」(長崎出版)>
講演実績 令和6年3月末時点
- 第11回心身健康アドバイザー講習会 <学術研修会>
- 第17回心身健康アドバイザー特講 <学術研修会>
- 長崎地方法務局、長崎県庁、長崎県教育庁、佐世保市水道局、大村市役所、島原市役所・諫早市役所ほか3 <公共団体職員>
- 県教育センター(教員・事務職員ほか多数)、高等学校(24)、特別支援学校(11)、中学校(5)、小学校(13)、小中学校合同(2) <教職員等>
- 長崎北高校、西陵高校、鳴滝高校 <学校生徒>
- 西海市小迎保育園・西海市立大島幼稚園・諫早幼稚園・小中学校(14) <保護者>
- 県立学校校長会・長崎地区県立学校校長会・県立高校校長研修会(諫早・島原地区)・小中学校校長会(20)・小学校教頭会(18) <校長会・教頭会>
- 諫早市小栗・西時津・諫早中央・西諫早 <公民館講座>
- 諫早市、大村市、対馬市、南島原市ほか4 <住民対象>
-
NPO子どもメディアながさき・放課後子ども総合プラン支援者・諫早市スポーツ少年団指導者研修会ほか2
<教育関係団体研修> - 諫早総合病院・長崎みなとメディカルセンター市民病院・佐世保総合病院・佐賀病院ほか16 <病院職員研修>
- 看護協会(長崎・県央・県北・大村東彼・五島・上五島・対馬ほか)ほか12 <医療関係団体>
- 県介護福祉士会、県知的障害者福祉協会ほか47 <福祉関係団体>
- JA長崎県中央会、JA西海、チョーコー醤油(株)、西部電気工業(株)、(株)雲仙きのこ本舗ほか6社 <企業団体>
- 長崎北東、長崎みなと、長崎中央、諫早南 <ロータリークラブ>
- 連合長崎、連合佐賀、長崎県職組合、三菱電機労組、長崎市人権擁護委員、国保連合会ほか43 <その他団体>
著書のご紹介
いのちの物語
思春期の子どもたちとストレスを抱えている大人たちのための「カウンセラーが贈る癒しのストーリー」。16歳のとき、台風の日にイメージがあふれてきて、初めて詩の形で心象をスケッチするようになり、それ以来、自然に湧いてくるイメージをもとに詩や物語を書くようになりました。社会人になってからは、物語との関わりは中断していましたが、転職して始めたカウンセラー活動の中で再度イメージが湧き出してくるようになりました。近年、それを大人向けのストーリーテリング「お話カクテル」のライブ活動として展開し、地元テレビ局、 新聞などでも取り上げられ話題となりました。その即興の語り用の約40作の物語のレパートリーのうち、今回11作を選んで内容を豊かにふくらませながら書き下ろしました。さらに、時間をかけて一作、一作、心をこめて自作のペン画による挿絵も制作しました。「暮らしに活かすやさしい人間学」の知恵が物語とし て展開されているもので、読み物として、また、読み聞かせの台本として活用していただくことで、「癒し」と「心の成長」をもたらしてくれるものと信じています。特に思春期の葛藤の中にある青年層に読んでいただきたいと考えていますが、自然性と愛を取り戻すために、ぜひ大人の方々にも手にとっていただきたい と願っております。元気を出して欲しい人へのプレゼントとしても活用してください。
いのちの小箱
「暮らしに活かすやさし い人間学」のエッセンスを24編の例え話にまとめたもの。一話300字という圧縮した話に練ってあるので、奥深い意味を含んでいます。ハンドバックに入る 小さな本で、携帯用の本でもあり、日常生活の中で読むたびに感じ方が変わってくる不思議な本。厚い絵本調の表紙、カラー本。手触りのよい紙質、めくると元 気が出る配色。全体的にポップな明るい印象にまとめてあります。途中には4つのたのしいイラストもあります。元気を出してもらいたい人へのプレゼントにも 最適。
ストレスケアと癒しの詩(いやしのうた)
ストレスケアに関する基礎知識を、専門家以外の方々に楽しく理解していた だくための工夫を満載した最初の本です。わかりやすい例え、子どもたち向けの文章、詩のかたち、連載式の短い文章、相談者の方に語りかけてきた言葉集、そして、筆者のストレス被害の体験と苦労しながら心身を回復していった様子などが入っています。非売品で様々なところに贈呈してきました。希望者には印刷原価(500円)でお分けしてきた本です。私の活動の原点となる思い出の本。残部はわずか。
生命の詩(いのちのうた)
現代のストレス社会がどこから来て、どこへいけばいいのか考えた、筆者の渾身の一冊で、ストレスケアに関心を持つ人の必読書だと自負しています。ストレス ケアの現場で感じたこと、相談者に伝えてきたこと、ストレス研究を生かした生命の物語、私の内面の変化、ストレスケアカウンセラーの資格や職務の説明な ど、これまでの活動や研究の集大成となっています。