よくあるご質問
Q.ストレス相談はどれくらいの頻度で行われますか。
相談内容によって異なります。
1回で整理ができて見通しがつく場合もあれば、生活の中で経過を見ながら支援する場合もあります。
1週間ごと、2週間ごと、毎月、数か月に1回など適切な頻度について話し合います。ただ過剰なストレスを解消するために身体的なストレスケアが必要な場合には、効果をあげるために原則として毎週のケアが必要になります。
Q.身体的なストレスケアとはどのようなものですか。
長年現場で活用してきたホメオストレッチという学会発表もされている生理学的に効果のある安全な技法です。
お客様はベッドに休んでいただき、熟練の技術者がリズムをとりながら法則に従って柔らかく身体を操作します。
その結果、力が抜けてリラクセーション状態となり、内部環境のバランスが整い、蓄積したストレスが解消され心身が元の自然な状態に戻っていきます。ほっとできる安らぎが得られるものです。痛みを伴うような強い力は使いませんのでご安心ください。
Q.ストレス相談と心理カウンセリングはどこが異なるのですか。
ストレス相談では、心理カウンセリングのように心に焦点をあてて心の中に問題を発見して改善しようとするアプローチをとりません。不用意にお客様の心を傷つける危険性や、心にこだわり過ぎて視野を狭くする弊害を避けます。
生活体験全体を視野において、どのような関わりでストレスが生じているかを共に考えます。
そのうえで主体性を取り戻し、ストレスの解消に向けて、具体的な選択肢を探して行動していくことを支援します。
Q.ストレス相談には効果がありますか。
ストレス問題が解決しないのは、ストレスの原因に気づきにくいからです。お客様が原因だと思っているものが仮の答えで、実は本質ではない場合があります。生活体験全体を調べてストレスを生み出している構造が見えるようになると主体性が戻り具体的な行動に移せるようになります。また過剰なストレスが心身のコンディションを低下させている場合が多く、身体的なストレス解消法によって、能力が戻ることで問題が解決することもよく見られます。
Q.ストレス相談では扱わない場合がありますか。
ストレス相談は基本的には健康な方のストレス被害の予防や、健康増進、質の高い生活を目指しています。
面談のうえ、治療が必要だと思われる場合には精神科、心療内科、臨床心理士などの専門機関をお勧めすることになります。また、幼児期のトラウマや発達上の課題、特に自分の心に関心があって掘り下げたい場合はストレス相談では扱いません。ストレス相談は現実の生活全体とお客様の主体性に焦点を置いてストレスをヒントに具体的な行動化について対話していく場だからです。
Q.ストレス相談員は先生として指導的な関わりをしてくるのですか。
ストレス相談で何よりも重要なのは、お客様の主体性を回復させることです。ストレス状態とは主体性が制限され阻害された不自由な姿です。だから問題解決や病気の回復という結果を得るためだとしても、肝心の主体性を奪ったら何にもなりません。
その意味で病院などの治療現場での関係性である先生と患者という上下関係ではなく、お客様とストレス相談員はともに歩いていく協働者になります。
Q.ストレス相談員はどのような存在ですか。
お客様の生活や人生に関心を持ち、ていねいに対話をすることで、ストレスの現れと背後の構造を見出し、主体性をどのように回復させていくかを一緒に考えていきます。
心身のコンディションを回復させるためにストレス度を考慮しつつストレス解消法であるホメオストレッチを提供します。心を変えるのではなく、あくまで現実生活や人生をどのように創っていくかに焦点をあてて支援していきます。
お客様の主体性を支援するストレス相談員は、自らが現実的で主体性を大切にして生きていることが求められます。
Q.ストレス相談員は、具体的な問題解決のためにお客様と利害関係のある関係者との話し合いに同席できますか。
できません。事実関係の調査能力もなく、あくまでお客さまのお話を元にして、ストレスを乗り越えて主体的な判断のもとに行動できるように支援するものです。
お客様の生活の場が表舞台だとすると、ストレス相談は舞台裏であることを大切にしております。
面談の場に親子、夫婦で来られる場合には、対応することもありますが、それは同じ目的に向かって協働する場合に限られます。対立や争いを調停する役割ではありません。